飲酒を続けたい38歳──諦めないダイエットへの出発点

30代後半になると、体重管理や健康診断の数値が“遠い未来”の問題から“いま目の前”の課題に変わってくる。仕事のストレスや人付き合いもあり、毎週末の飲酒は自分にとって息抜きでありリセットの時間でもある。一方で、“ダイエットのために完全禁酒”という極端な方法には無理を感じることも多い。

この3ヶ月、自分なりの「現実的な線引き」で身体と向き合った経験を共有したい。

「量と種類」の自主管理からスタート──3ヶ月の実践例

私のルールはシンプルだ。「週末の飲酒はOK。ただし、量と種類は事前に決めておく」。

  • 基本はハイボール
  • ビールは350ml缶1本まで
  • 飲酒量は自作のWebアプリで記録(体重・食事も同時にログ)

市販の食事管理アプリに満足できず、自分用にシンプルな体重・食事記録のWebアプリを作成。飲んだ数量やつまみ、簡単なメモを日付ごとに記録している。自分仕様なので手間が少なく、続けやすいのがポイントだ。

おつまみは枝豆、冷奴、焼き鳥(塩)、野菜中心に調整。飲み会や外食でも、ピザや揚げ物、炭水化物系は基本的に避け、飲酒時のカロリーコントロールを意識して楽しむスタイルに切り替えた。

飲酒以外の工夫──昼食自炊と運動習慣の追加

飲酒以外でも生活面で負荷を分散させている。リモートワーク中の昼食は「野菜と肉」を中心に自炊。市販の冷凍野菜や鶏胸肉、豚ロースをゆでて常備し、コンビニ弁当や菓子パンは“例外枠”とした。深夜にラーメンを食べることもやめた。

運動は週1回、ボクシングエクササイズに通い始めた。激しい減量目的ではなく、「定期的に体を動かす強制力」として活用。続けやすさを重視し、ストレスをためない工夫だ。

体調と体重、「増えない」を安定と考える

3ヶ月間の体重推移は劇的な減少ではなかったが、明らかな増加もなく安定。睡眠や翌日の体調も安定している。

特に飲酒翌日のだるさや過食欲は、自作アプリでの記録により「気を緩め過ぎない」きっかけになった。

  • 体重は+0.5kg~-1kgの範囲で安定
  • 休肝日を増やすとストレスが高まったため、週末限定の管理が現実的だった

「ダイエット=禁酒」は本当に最適解なのか

健康情報の多くは“完全禁酒”を推奨しがちだが、長期的に続けるには自分には合わないと実感した。飲酒の頻度・量・タイミングを自分で制限するほうが、ストレスも少なく現実的だ。

特に仕事や家庭、友人付き合いでどうしても酒を飲む機会がある人にとって、「ゼロにする」ことは難しい。だからこそ、「減らし方や飲み方を工夫する」方向で日々調整するほうが、続けやすい。

飲酒と体重管理を両立させたい人への現実的なヒント

  • 飲む量・種類・おつまみは事前に決めておく
  • 自分の行動記録(アプリ・メモ・写真など)を残し、可視化する
  • 飲酒翌日にリカバリーとして断食や過剰な運動をしないほうが安定しやすい

自作アプリはシンプルな機能で十分だった。日々の酒量・体重・食事の入力、週/月単位の推移グラフ化、“例外日”も普通に記録できる設計だ。

どんな人向きか、向かないか──短期減量志向には勧めない

この方法は短期間で劇的に体重を落としたい人や、酒の誘惑に絶対勝てない人には向かない。しかし、現実的な生活を送りながら体重をキープしたい人、健康情報に振り回されずマイペースに続けたい人にはおすすめだ。飲み過ぎの誘惑はあるが、一度コントロール感をつかめれば多少のブレは気にならなくなる。

飲酒の楽しみを持ちながら続ける現実的なダイエットの選択肢

短期間で無理に成果を求めるよりも、長期的に続けられる調整のほうが現実的だと感じている。飲酒を完全に断つのではなく、量やタイミングを自分でコントロールできる仕組みを作れば、無理なく体重管理と飲酒の楽しみは両立する。

完璧や徹底排除ではなく、自分の現実と折り合いをつけて調整できることこそ、30代後半からのダイエットに必要な「リアルな選択肢」だと実感している。