はじめに
ChatGPT、Claude、Cursor、Notion AI、議事録ツール、要約拡張——便利なものが次々出るほど、「どれを開くか」で毎日迷うようになりました。試してみると、作業そのものより、ツールの使い方を調べる時間が増えていた。問題はツールの性能ではなく、入口が増えすぎたことだと気づき、一度整理しました。
増やしすぎると何が起きるか
切り替えコストが見えない
タスクを始める前に「今回はどのAIを使うか」を決める。プロンプトの癖が違う。出力形式が違う。履歴が分散する。1回の切り替えは30秒でも、1日10回で5分、月20営業日で100分——数字にすると小さくない。
「最適解探し」が仕事の主役になる
新しいツールは、最初の1週間は生産性が上がったように感じます。慣れてくると、比較記事を読む・設定をいじる・ワークフローを再設計する時間が主役になりがち。これは学習ではなく、ときどきは先延ばしの形をとります。
ツール選びが仕事の成果物になってしまう状態は、一度止まって見直した方がいい。
自分が戻った判断基準
整理後、残したのは次の3つだけです。
- 下書き・構成・調査 — 1つのチャット系(履歴を残す)
- コード編集 — エディタ内のAI(ファイルコンテキストがあるもの)
- 定型の短文・要約 — OSやアプリに最初から入っているもの
それ以外は「月1回だけ試す枠」に入れ、日常の入口には置かないルールにしました。
残すか外すかの3問
- このツールがなくても、同じ品質で遅れは2日以内に回収できるか
- 出力の保存場所がチームや未来の自分と共有できるか
- 毎日開く理由が、機能一覧ではなく具体的なタスク名で言えるか
3つとも「はい」なら残す。1つでも「いいえ」なら試用枠か削除。
実際に変わったこと
ツール数を減らした結果、速くはならなかった日もあります。ただ、迷いが減り、午前中の最初の90分で「本題に入れない」日が目に見えて減りました。逆に、特定の調査タスクだけは専用ツールを一時的に足す——その判断が速くなったのも、入口が少ないからです。
おわりに:自分への結論
AIツールは「足りないから足す」より、**「迷うから減らす」**方が、自分には合っていました。読者の方へは、今使っている一覧を書き出し、上の3問で1つだけ外してみる——それだけでも体感は変わるはずです。全部最新が正解ではありません。


